こんにちは✋廣瀬です。日々順調ですか?
前々回は、食料品配達大手の Instacart (インスタカート) の概要について、前回はオンライン店舗と実店舗をつなぐコネクテッドストアについてふれてきました。今回は Instacart のメインである、アプリを使ってオーダーを受けて買い物、配送をするパーソナルショッパーについてご紹介します。
📣この記事でわかること
Instacart のパーソナルショッパーとは?
パーソナルショッパーの働き方
パーソナルショッパーの稼ぎ方
それでは本編スタートです。
Instacart のパーソナルショッパーとは?
簡単にいうと、Instacart のアプリを使って、買い物のオーダーを受け指示の通りに買い物をして、発注した顧客に商品をお届けする買い物代行をする人(パーソナルショッパー)です。
Instacart を使うユーザーは、パーソナルショッパーに頼って毎週の食料品から、体調が悪い時のポカリスエットや風邪薬、印刷途中でプリンターのトナーがなくなった時まで、あらゆるものを発注し、届けてもらうことができます。 Instacart はEasy & Fast(早くて簡単)ですが、 Walmart Plus のようなサービスよりもコストが少し高いです( Walmart Plas が$98/年もしくは$12.95/月に対して、Instacart は $99/年に加えて $35 以上の注文は送料無料。他にも条件により変動します)。それでも、このサービスが非常に貴重で、少なからず価値があると感じるユーザーが多いため普及しています。2023 年現在、1,500 社、85,000 店舗と提携してしており、Target、CVS、Walgreens などの大手店舗チェーンだけでなく、Petco、Staples、工芸品店 Michael's などのよりニッチな店舗とも提携しています。
2022 年には 2 億 6,260 万件の注文を処理し、総取引額は 288 億ドル、平均取引額は 110.00 ドル1でした。
Instacart の配達は、35 ドル以上の同日注文の場合、3.99 ドルから始まります。 35 ドル未満の注文、1 時間の配達、クラブストアでの配達の場合は都度料金が異なりますが、チェックアウト時にユーザーは料金に同意する前に料金を明確に確認できます。
実際のパーソナルショッパーのプレイイメージ下記にありますので、見てみてください (1 分 12 秒の動画です)。
いかがですか?非常に簡単かつ、素晴らしい UI ですね。
日本でもいくつかスポットでバイトに入れるものや、デリバリーなどありますが、再大手の Uber EATS で約 10 万人です。この Instacart のパーソナルショッパーは前述のとおり60 万人規模が登録してますから、人口が日米で約 3 倍あると考えてもかなりの普及率です。
パーソナルショッパーの働き方
1)いつ働くかプランニングする
2)近くで注文が発生している場所を確認する
3)配達可能な注文から、受注するものを選ぶ
好みの買い物注文を確認し(好みの注文が来るまで待つことも可)、配達ルートも事前に確認
4)注文に合わせて買い物開始!
買い物は、アプリからメッセージや写真を使って進めていきます。もちろん買い物中の返品も対応。
5)アプリで簡単決済。
6)ナビゲーション通りに配達してミッションコンプリート!
配達後、2 時間以内に給料がキャッシュアウトされます
直接入金を設定するために必要なのは、運転免許証、社会保障番号、銀行口座情報だけです。ショッパーになるためのサインアップもアプリからたったの 3 ステップで非常に簡単。
パーソナルショッパーの稼ぎ方
1)Batch (案件) の確認
購入金額
購入先
購入先までの距離
購入するアイテム数
買い物案件数とチップ金額
2)収益概要
距離や重量、そしてパーソナルショッパーの不足などが考慮される
繁忙期には報酬がブーストるプロモーションが実施されることも
チップは 100% パーソナルショッパーの手元に(中抜きされない)そして、もしチップがゼロの場合でも Instacart が 10 ドルまで保証
3)「書き入れ時」のタイミングを予測して通知、最大 1 週間先までプランニング可能
4)稼いだ収益はその場で確認
その場(ミッションコンプリート後数分で現金化、チップ含め全てを 2 時間以内)で現金化 OR 指定の口座に毎週振込設定が可能。
〆まとめ
いかがでしたか?
日本でも全然使えそうですし、過疎地域や田舎の方でも非常にマッチしそうです。例えば、高齢者で免許も返納してでも近くに食料品店がなくてなどイメージし易いです。このようなユーザーと食料品店とパーソナルショッパーが三方よしの状況になるポジティブなイメージができますね。ホント都市部だけで、さほど困っていない若者が更に便利になるってサービスだけじゃなくて、社会に必要とされるサービスいいですよね。
今回はリテールメディアというより、Instacart の紹介になっちゃいましたw
でもこの一連の記事書いてて Instacart のファンになりましたね。
🖊編集後記
先日、自分のクレカが不正請求で作り直しの話をしましたが、その後、今度はある支払いがカード会社のロジックに引っかかって支払いできず、使っていたサービスが止まってしまいました(最近テスト的に始めた、RMO のFacebook pageの広告料金ですw)。カード会社に電話して状況をお伝えし、その支払いを通してもらうのですが、今後も起きますか?と一応聞いてみたところ「AI」によって判断されているので可能性はあります!と。AI もそんなところで AI のせいにされて可愛そうだな、と思っちゃいました。
それではまた次回。
今回の記事はいかがでしたか?
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