こんにちは、廣瀬です。日々順調ですか?
リテールメディアといえば米国主導なイメージですがお隣メキシコでもリテールメディアを活用したバイイング手法、リテールメディアマーケティングが進んでいます。こちらの記事はリテールメディアマーケティングについてシンプルにまとまっていますのでこちらの記事を引用しながらリテールメディアマーケティングについてご紹介します。
今回はメキシコから、こちらの記事を紹介しています。
BELOW THE LINE, RETAIL, PROMOCIONES | Revista InformaBTL
小売業界において、リテールメディアマーケティングは広告配信技術の発達に伴い革新的な手法として台頭し、購買体験を再定義し、ブランドや小売業者に新たな機会を生み出しています。この戦略がこれほど大きな影響力を持つ理由は何でしょうか? 見てみましょう。
リテールメディアマーケティングとは?
リテールメディアマーケティングは、 リテールメディア(小売業者のWebサイトおよびアプリ内)で行われる広告施策の一種です。
ブランドは消費者が買い物をしている間に自社製品を宣伝することができ、小売業者にとっては新たな収益源となり、ブランドがターゲット層にリーチするための新たなルートが生まれます。
リテールメディアマーケティングのポイント
リテールメディアネットワーク (RMN):小売業者が自社のデジタルチャネル上の広告スペースを外部ブランドに販売できるようにする広告プラットフォーム(リンク先はAmazon Adsのリテールメディアネットワークガイド)です。
戦略的な広告配置:リテールメディア広告は、ホームページ、検索ページ、製品詳細ページなどの広告と同様に、購入タイミングや購入後のページなどに配置されます。
三方良し:リテールメディアは、小売業者と消費者、そして広告主とブランドの三方に利益をもたらします。小売業者は新たな収益源を生み出すことができ、消費者は便利でダイレクトな買い物を楽しみ、新たなブランドを発見する機会を得ることができ、広告主(ブランド、代理店)は自社の製品をターゲット層に届けることができ、売上を計測して広告のより正確な ROI を計算することができます。
驚くべき数字:リテールメディアの広告支出は、 2027 年までに米国だけで 1,600 億ドルに達すると予想されています。
パラダイム シフト:RMNの人気が高まっており、リテールメディア戦略を採用しない小売業者は、より積極的な競合他社に後れをとるリスクがあります。
小売業界への変革的な影響
リテールメディア マーケティング は、いくつかの重要な側面で小売業界を再構築しています。
新しい収入源:リテールメディア ネットワークにより、小売業者はブランドに広告スペースを販売し、新しい収入源を生み出すことができます。
顧客エクスペリエンスの向上:これらのネットワークは、製品、カテゴリ、ブランド ページに広告を表示し、厳選された購買体験を提供します。
データドリブンな意思決定:小売業者は顧客の購入データにアクセスできるため、これを使用して広告主をより効果的な支出に導くことができます。
競争の激化:リテールメディア ネットワークは増加傾向にあり、この戦略を採用しない小売業者は、より賢明な競合他社に地位を奪われる危険があります。
直面する課題:リテールメディア広告は有望ではありますが、広告が多すぎると顧客体験に影響を与えるリスクなどの課題も抱えています。さらに、これらのネットワークは大規模な広告投資を呼び込むために、単なる小売業者ではなくメディア企業のように行動しなければなりません。
小売業の新しい未来にむかって
リテールメディア マーケティングは、単なる広告戦略ではありません。これはブランドや小売業者が消費者と出会う方法における革命です。新たな収益源を提供し、顧客エクスペリエンスを向上させ、データに基づいた洞察を提供します。ただし、継続的な成功を確実にするためには対処しなければならない課題も伴います。小売業界が変革する中、リテールメディア マーケティングは明るい未来への大胆なガイドとしての役割を果たします。
リテールメディアマーケティングは、ショッピングエクスペリエンス(購買体験)の再定義やデータに基づいた洞察の提供など、小売業者が持っている資産(データ)を活用し、さらなる収益源(広告)を見いだせる為、小売業界に変革をもたらしており、その成長と影響は今後も注目されるでしょう。
〆まとめ
アメリカだけでなく、メキシコでも同様のことが起こってますね。
ブランドは消費者が買い物をしている間に自社の製品やサービスを広告訴求できる。
これをブランドや小売業者が消費者と出会う方法における革命と称しています。
一方で課題もあり、やはり消費者のエクスペリエンスである快適な購買体験をどのように提供するかがキモであり、広告が多すぎ、興味関心にあっていないなどオープンウェブでも課題の部分を1stパーティデータなどの活用、そして小売業者でありながらメディア事業者としての顔を持つ必要があるため、それを実現するためのテクノロジーパートナーとの協業、組織などが課題として認識されるところです。
🖊編集後記
今回は記事を引用しながらでしたが、リテールメディアマーケティングという意味では個人的にバイサイド(ブランド)とサプライサイド(小売業者)のメリットが混在して分かりづらかったこともあったので、リテールメディアマーケティングについてはブランド視点にフォーカスした形で別途深掘っていきたいとおもます。
それではまた次回。
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