米国ラグジュアリーファッションブランドがリテールメディアネットワークをローンチ
米国プレミアムラグジュアリブランド e コマースプラットフォームの Saks がリテールメディアネットワーク (RMN) をローンチしました。
こんにちは✋廣瀬です。日々順調ですか?
今回は、ラプレミアムグジュアリブランド Saks が、Nordstrom や Macy's のような同業他社と同様に、ブランドパートナーがデジタル広告を通じて Saks のユーザーとより直接的なつながりを持つことができるリテールメディアネットワーク (RMN) 、「Saks Media Network」を立ち上げたニュースを取り上げます。
📣この記事でわかること
Saks Fifth Avenueとは
Saks Media Network
それでは本編スタートです。
Saks Fifth Avenueとは
Saks Fifth Avenue (サックス・フィフス・アベニュー)は、ニューヨークに本社を置くアメリカの高級百貨店チェーンです。2021 年 3 月現在、サックス・フィフス・アベニューは実店舗と e コマース・プラットフォームをそれぞれ SFA と Saks として区別された別部門として運営しています。Saks はその e コマースプラットフォームです。
SFA の公式サイトからは、「高級ファッションを求める方にとって、理想のショッピング環境を提供しており、お客様がインスピレーションに溢れた自分に似合うファッションで、自分自身を表現できるようにお手伝いをするのが私たちの目標です。1924年の発足以来、当社は他に類を見ないショッピング体験をお届けし、精選された品揃えのファッションや、テーラーメイドされたカスタマーサービスを提供しています。当社のユニークな取り組みは、デジタルによるお客様体験を重視することと、北米に40軒ある素晴らしい店舗のネットワークとの強い結びつきとを組み合わせ、すべてのチャンネルにわたるシームレスなショッピングを実現しています」とあります。
Saks Media Network
プレスリリースの中で Saks が述べているように、RMN の導入はラグジュアリー業界では初めてのケースです。この先行者としてのポジションは、2021 年にハドソン・ベイ・カンパニーがサックス・フィフス・アベニューの実店舗と e コマース事業を 2 つの別会社に分割することを決定したことで可能になったようです(ココ以外に重要かも)。
Saks Media Networkは、同社のファーストパーティーの顧客データと年間 4 億 3,500 万以上のサイト訪問者数を活用し、Saks.com 上で スポンサードプロダクトリスティング (SPL) やサイト内のディスプレイバナーを通じてブランドと消費者を結びつけます。立ち上げ当初、この RMN は社内のメディアチームによって管理され、ブランドパートナーの具体的な目標と広告機会のマッチングを支援し、レポートやインサイトを提供します。
Saksは、Saks Media Network 内のファーストパーティデータの活用を最適化することで、プレミアムラグジュアリブランドの第一人者として、すべての高級志向の消費者に刺激的な現場体験を提供できるように、そしてブランドパートナーが、高級志向の消費者にいつ、どこで、どのような商品を届ければいいかをテーマにサービスを拡充しています。Saksメディア・ネットワークは、当社のデータドリブン・インサイトと業界専門知識を活用した、顧客体験向上のための次のステップです。Saksの戦略的な社内メディアチームは、包括的なレポートとインサイトに支えられながら、ブランドパートナーの具体的な目標とその達成の機会をマッチングさせ、ブランドパートナーのビジネス促進を支援するためにカスタマイズされた戦略を活用しています。
Saksは価値の高いラグジュアリー消費者と深い関係を維持しており、Saks Media Network の立ち上げは、この顧客層と関わる機会をより幅広いパートナーにもたらすものです。
Ramy Brookの創設者兼クリエイティブ・ディレクターである Ramy Brook Sharpは、「SaksのMedia Networkは、Saksの e コマース・プラットフォーム上でブランドの認知度を高め、Ramy Brookのトラフィックと収益の両方を向上させることにより、我々のビジネス目標を達成するためのエキサイティングな新しい手段を提示しました。と言っています。
〆まとめ
いかがでしたか?
今回はプレミアムラグジュアリーブランドを扱う Saks の RMN を取り上げました。ラグジュアリーブランドが RMN を立ち上げるのは初だとリリースにありますが、ハイエンドのブランドでも年間 4 億超の訪問者数のようです。月間にならすと 3,500 万前後の訪問者数になりますね。配信面はどうやらオンサイトのみ?のようなので、この訪問者に対して、Saks のユーザーに合うであろう広告主が広告を配信し、また SPL を使って、e コマース内の販売を促進させるわけですが、アイテムの単価がだいぶ高いので、SPL がどういう入札になるのか興味ありますね。SPL も Saks Media Network のマネージドサービスなのか、UI を各ブランドに渡して入札させるセルフサーブなのか。。まぁ前者なのかなぁ。
また最後のコメント、Ramy brook が RMN を通して売上とトラフィックを向上させていくとあったのですが、売上はわかりますが、トラフィックとはそういういみなのか。自社の商品を Saks Media Network で SPL を使って販売促進させつつ、オンサイトでのバナー広告を使って商品へのトラフィックを増やしていく形かな。
先日ご紹介した、チェース銀行の記事もそうですが、小売業者、サードパーティのマーケットプレイスだけでなく、オンデマンド配信会社、さらにはホテル、フィットネスなどがリテールメディア分野に進出し、消費者データを収益化しています。
🖊編集後記
RMO 始めてから、情報収集する頻度が上がったのですがニュースなどのリンク先が有料記事だったりすることがホント増えたなーと感じます。裏を返すとメディア側のマネタイズなわけなのですが、どうしても独占記事とかだったりするとソースが取れないと困るのでサブスクするのですが値段がまたメディアによって違いますよねー。今日もひとつ止むなく?サブスクをしましたが、1ヶ月単位で見直すべきなのかもしれませんが、どうしても割安な年間購読にしてしまいます。。あんまり増やしたくないですが。
それではまた次回。
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