こんにちは✋廣瀬です。日々順調ですか?
以前、Walmart が CTV のハードウェア & OS を生産している米国の VIZIO という 会社を買収して、今後起こるであろうことを記事にしました。今回はそれを含め今年、2024 年に Walmart Connect で起こるであろうこと1について追ってみます。
📣この記事でわかること
1) より多くの広告主タイプのオプションの追加
2) 店舗内を含む、オフサイトの新たな未開拓領域を深耕する
3) ターゲティングとフルファネル測定を改善
4) クリエイティブ力の拡大
それでは本編スタートです。
Walmart は、自社 (Walmart Connect) の広告商品群の自動化と拡張、実店舗内を含むオフサイトの新たな未開拓領域の開拓、ターゲティングとフルファネル測定の改善、クリエイティブ機能の拡大を計画しています。
Walmart Connect 上級副社長兼ゼネラルマネージャーの Rich Lehrfeld 氏は、同社のリテールメディアビジネスの 2024 年のビジョンを企業 ブログ投稿で概説しました。
「私たちの長期的な焦点は、ブランドが顧客とつながる新しい方法を生み出し、あらゆる規模のブランドのアクセスを増やし、私たちのソリューションのパフォーマンスと価値を継続的に高めることにあります」
特に小売大手の Vizio 買収合意、そして日本でもよく行われている実店舗内でのサンプリングなどの店内体験の展開、「大手メディアパートナー」との試験運用を受けて、Walmart Connect の役割に対する注目が高まっていることを指摘しています。
そして、Walmart Connect は 2024 年、次の 4 つのことを進めていきます。
1) より多くの広告主タイプのオプションの追加
マーケットプレイスを利用している販売者は現在、小売業者で最も急速に成長している広告主となっている。実際、Walmart の 2023 年 2 月から 2024 年 2 月までのファーストパーティデータによると、このグループのスポンサードサーチ広告支出は昨年 63 %増加し、セルフサービスプラットフォームでは 2 倍に成長しています。
Walmart は、Walmart Connect の広告商品群をさらに自動化および拡張することで、既存のサプライヤー、新興企業、API (アプリケーション・プログラミング・インターフェース) およびそれらをサポートする代理店パートナーを含む、あらゆる規模/タイプのブランドへのリテールメディアソリューションへのアクセスを可能な限り拡大し続けていく方向を示しています。
オンサイトディスプレイへのアクセスを拡張
Walmart ディスプレイは主にプログラマティックかつオークションベースになりつつあり、4 月からはあらゆる規模のブランドが利用できるようになる予定です。マーケットプレイスの販売者を含む新興ブランドは、小売業者のセルフサービスプラットフォームである Walmart Ad Center を通じて初めてオンサイトディスプレイ広告枠にアクセスできるようになります。ノンエンデミックブランドをサポート
ノンエンデミックブランドは、Walmart では販売しない (Walmart との直接取引はない) 、自動車、エンターテインメント、金融サービス、クイックサービスのレストラン、旅行を始めとして、顧客に関連する「補完的な」製品やサービスを提供するブランドにオフサイトメディアの提供を開始しました。グローバルなサポートの拡張
Walmart は昨年、米国外のビジネスをサポートするために、パートナーネットワークに国際拠点のテクノロジープロバイダーを追加し始めました。現在は、米国外の販売者の成長を促すために、ローカライズされたセルフサービスサポートツールと教育体制を導入しています。
2) 店舗内を含む、オフサイトの新たな未開拓領域を深耕する
Walmart は今後も以下を検討、実施することで、より多くの「顧客中心のタッチポイント」を作り出そうとしています。
「顧客にリーチし、認知度を高め、検討を促進する」ために他の領域をテストしながら、デモステーションやサンプリングなどの 店内体験をさらに強化
テレビの壁広告をはじめとする、Walmart Ad Centor への店内キャンペーン管理の追加など、新しいセルフサービス機能
Rokuや TikTokとの最近の試験的なメディアパートナーシップは、現在広告主に展開されています (既存のメディア パートナーをさらに見る)
3) ターゲティングとフルファネル測定を改善
2024 年、Walmart は次のことに取り組んでいます。
より正確なオムニチャネル測定
年間を通してスポンサードサーチ広告の店内アトリビューションをテストして拡大するとともに、店内キャンペーンのコンバージョンリフトと店内デモのストアリフトとリーチを導入より深いコンバージョンとフルファネルの洞察
Walmart DSP と In-Store Audio のブランドリフト測定と残りの市場分析を展開し 、Walmart AdMix と検討指標へのアクセスを拡大高度なターゲティング
スポンサードサーチ広告を使用したブランド用語ターゲティングなど
小売業者のメディア ネットワークを評価する当社の2024 年トレンド レポートのパート 1 では、Walmart Connect は日用品ブランドの回答者が最も多く取り組んだネットワークの 1 つであり、ターゲティングを含む指標全体で Top に立っていました。 Mars Agency は、「リテールメディアレポートカード」でも Walmart の測定ソリューションを評価し、小売業者を「クラス最高」にランク付けしています。
4) クリエイティブ力の拡大
2024 年、Walmart はマネージドおよびセルフサービスのソリューションを拡張し、次のようなよりクリエイティブな機能で広告主をサポートします。
顧客の前に立つためのさらなる方法
顧客のショッピングジャーニーにおいて最も重要な瞬間を活性化するための統合マーケティングソリューションが追加され、シーズナリティプログラムや単独サプライヤー主導の店舗イベントなど、より多くの現場や店舗での展開が可能になります。ブランドショップの機能がさらに充実
Walmart は最近セルフサービス機能を展開したが 、今年は動画、新しいテンプレート、拡張された発見可能性 (ディスカバリティ) の拡大を展開する予定です。
広告クリエイティブ向けのソリューションを拡大
今年後半には、パートナーはクリエイティブ API を通じて、Walmart の機械学習を活用した広告クリエイティブの構築と最適化のためのセルフサービスツール「Creative Builder」 にアクセスできるようになります。キャンペーンクリエイティブのパフォーマンスレポートも導入されています。
〆まとめ
いかがでしたか?
Walmart のリテールメディアの進化?深化?はめざましいものがありますよね。このような高性能の RMN をサプライヤー、セラー、パートナーに提供することで、2024 年の Walmart Connect は次世代の域に突入しそうです。さらに複雑化するマーケティング環境をナビゲートして、クライアントをより適切にサポートするという意思も感じられます。
🖊編集後記
今日、ウチの同僚(ベトナム国籍)が、ランチでフランクフルト買って美味しそうに食べているのを見て、そのフランクフルト美味しい?と聞いたら本人はフランクフルトがなんのことかピンと気ていなかったので、ハッと気付いたのですが彼らからみたらソーセージなんですよね。。いつからか、お祭りとかでフランクフルトって書いてあったりするし普通に使っていましたが、おかしな話でした。
ちなみに、アメリカンドックはどうなんでしょう?
それではまた次回。
今回の記事はいかがでしたか?
🙏 こちらでの情報が少しでも皆様に有益だと感じていただけるようであれば是非、シェアといいね!などポチっとお願いします。リアルに励みになります。
また、ご購読いただくと、オートマチックにRetail Media Online (RMO) がお手元に届きます。是非ご検討ください
コメントなど残していただけるとなお、身が引き締まります!のでよろしければこちらからお願いします。